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糖尿病は今や人口すべての10%をこえて「国民病」とまで言われる程、身近にある病気でになってしまったことは、この項目の冒頭も述べました。そこで10人にひとりその患者がいるといわれる糖尿病といかにつき合っていくかという観点から、糖尿病教室を開催しています。
この回は講師として、中日ドラゴンズ・日本ハムファイターズでピッチャーとして活躍された田中富生さんをお迎えして、正しい運動療法についてご指導いただきます。
この回にお渡しするテキストは、「第3回 糖尿病教室〜運動療法は続けることが大切です〜」と題したものです。
〜 「運動したら血糖値が下がる」〜
 糖尿病の治療基本柱は以下の3点です。
食事療法 運動療法 薬物療法
そこで今回は、運動療法について勉強していきましょう。
〜 「運動療法の効果は?」〜
 効果1:血糖値が下がる
血液中のブドウ糖(血糖)を消費するため。
 効果2:食後の血糖値が上昇を防ぐ
血糖値は食後に上がります。運動するのはこのタイミング!!
 効果3:インスリンの効きが良くなる
運動によって肥満が解消され、脂肪細胞が適応サイズになるとインスリンの効きが良くなる
 効果4:筋肉でブドウ糖が利用されやすくなる
運動の刺激によって血液中のブドウ糖がエネルギーになりやすくなる。
〜 「効率の良い運動とは」〜
効率が良くおすすめの運動は、有酸素運動です。
では、
有酸素運動とは、具体的にどのような運動のことをいうのでしょうか?
 有酸素運動とは?
体内に酸素を十分に取り入れておこなう運動のことで、血液中のブドウ糖や身体についた脂肪を効率よく燃焼できる効果がある。
 おすすめの有酸素運動(運動療法)
ウォーキング 自転車をこぐ 水泳
今回は、特にどなたにでもきがるにしていただくことのできる「ウォーキング」について勉強します。
〜 「いつやるのが効果的?」〜
 運動を始めるタイミング
朝・夕食後30〜60分後に30分以上運動するようにこころがけましょう。
 運動を始する時間
<ウォーキングの場合>

・できれば毎日歩きましょう。(1回あたり20〜30分程度を目処に)
・脈拍が1分間に110〜120前後の運動
・息が弾むくらいの早さで
〜 「運動するときの注意」〜
・はじめは軽く、無理しないように
・準備運動、整理体操を必ず行う(ウォームアップ、クールダウン)
・水分補給は十分に行う
・体調の悪いときは無理をしない
・低血糖に注意(必ず食後に運動する) *スティックシュガーを持参して運動する
〜 「実際に運動してみよう」〜
講師として、中日ドラゴンズ・日本ハムファイターズでピッチャーとして活躍された田中富生さんをお迎えして、当クリニックにて講演、質疑応答(みなさん気軽に多くの質問をされます)、ウォーミングアップのあと、”こうぼうさん”の行われる近くの「遍照院」境内で、参加していただいた皆さんと共にウォーキングを行います。その後、個々に脈拍を計測し、適切な運動量を体感していただきます。
下記の画像はそのときの様子です。
この様に、正しい知識の元、正しい付き合い方をすれば、糖尿病も決して怖い病気ではありません。ただ、糖尿病はかなり進行しないと自覚症状が出ないため、患者の半分以上が治療を受けていないのが現状です。自覚症状が出なくても、糖尿病は徐々に進行し、恐ろしい合併症をひきおこします。定期検診など、機会を見て検査を受けられることをおすすめします。
当かみやクリニックでは、随時検診の受付をしておりますので、お気軽にご相談ください。
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