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〜 「インフルエンザはただの風邪ではありません」〜

確かに普通の風邪もインフルエンザも、ウイルスによって引き起こされる感染症です。ただしインフルエンザは感染力が格段に強く、症状も重いことから、普通の風邪とは区別されています。また、お年寄りや、体力の弱っている人、慢性の病気を持っている人などは、症状が重くなり肺炎を併発しやすく、子供では熱性けいれんや肺炎、中耳炎などの合併症を起こすこともあります。またまれには脳炎や脳症といった非常に重い病気に発展することがあります。

〜 「インフルエンザの特徴的な症状は」〜

インフルエンザウイルスに感染すると下記のような症状があらわれます。

  • 急激な発熱
  • 38〜39度以上の発熱
  • 悪寒
  • 関節痛、筋肉痛
  • 倦怠感、疲労感
  • 頭痛
  • のどの痛み
  • 鼻水

インフルエンザウイルスは伝染力が強く、毎年国民の5〜10%の人々がかかり、
 亡くなられる方も大勢おられます。

〜 「インフルエンザと普通の風邪の違い」〜

インフルエンザと普通の風邪はどのように違うのでしょうか

病 名 インフルエンザ 普通の風邪
原因となる
ウイルス
インフルエンザウイルス パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、ライノウイルス、アデノウイルスなど
潜伏期間 1日〜3日 1日〜6日
症 状 全身症状
急な発熱38〜39度以上。頭痛、腰痛、筋肉痛などの全身症状とややおくれて鼻水、せき、のどの痛み。
上気道症状
発病はゆるやか。発熱38〜38度台。くしゃみ、鼻水、のどの痛み(軽度)。
合併症 気管支炎、肺炎、脳症 少ない。
中耳炎、副鼻腔炎
〜 「インフルエンザの迅速検査」〜

インフルエンザの検査を迅速に当院にておこなうことができます。

< インフルエンザの検査方法 >

インフルエンザの疑いのある人の鼻、またはのどの粘膜を綿棒で軽くこすって採取したもの(これを検体といいます)を診断キットで検査し、結果を判断します。検体を採取してから結果が出るまでの時間は15分から20分くらいです。

〜 「検査をするメリット」〜

その場で判断できるので、その結果により治療方法を適したものにすることができます。正しい治療のためにとても有効な検査です。

〜 「インフルエンザワクチンとは」〜

インフルエンザワクチンは、その年に流行すると予測されたAソ連型、A香港型、B型の合計3株の不活化したウイルスの成分が入っています。新型のインフルエンザウイルスが出現しない限り、どの型が流行しても対応することができます。

〜 「なぜ毎年接種するの?」〜

インフルエンザウイルスは、毎年少しずつ型を変えて襲ってきます。世界中の専門家は情報を交換しながら次に流行するタイプを予測します。その結果をふまえ、ウイルスの種類とその組み合わせを毎年考えてインフルエンザワクチンが作られます。したがって、インフルエンザワクチンは毎年受ける必要があります。
ワクチンを受けても、インフルエンザにかかってしまうことが時々ありますが、
受けなかった場合に比べて、はるかに軽くすみます。お年寄りの場合はもとより、特に重症になりやすい基礎疾患を持つ成人や小児にはできるだけインフルエンザワクチンの予防接種をおすすめします。

〜 「いつ、ワクチンを接種する?」〜

ワクチンは接種後、約2週間で効果があらわれ、およそ5ヶ月間、効力が持続します。インフルエンザの流行は毎年12月下旬ころから始まります(*今年は流行が早いようです)。ワクチンは流行前に早めに接種した方がよいでしょう。
13歳未満は2回接種します。2回接種の場合は、1回目と2回目の間を4週間あけるのがよいとされてします。

*予防接種に関して詳しくは「お知らせ」ページをご覧下さい。

<接種前の注意>

インフルエンザワクチンはふ化鶏卵で作られているため、生卵を食べるとじんましんが出たり、あるいは特定の薬でアレルギー反応を起こしたことのある場合には、医師に相談してください。また、事前によく予診票をよく読んでから受けるようにしましょう。

〜 「ハイリスク者にはワクチンの接種がすすめられています」〜

インフルエンザにかかると健康被害が大きくなると考えられる人々(ハイリスクグループ)にはワクチンの接種をおすすめします。

1)

65歳以上の高齢者(公費負担があります)

2) 60歳以上65歳未満の基礎疾患を有する人(厚生労働省令に定める特定の方に対し公費負担があります)
・呼吸器疾患患者(気管支喘息等)
・心臓病

また、これらハイリスクグループの人々と接触する機会の多い方にもワクチン接種をすることをおすすめします。

〜 「インフルエンザの予防」〜

毎日の暮らしの中でできること

  • 手洗い
  • 加湿
  • うがい
  • マスク
〜 「インフルエンザ治療」〜

ウイルスに直接作用する「抗インフルエンザ薬(抗イ薬)」の登場までは、解熱剤やせき止めといった対処療法でしたが、抗イ薬のおかげで早期の解熱や罹病期間の短縮などが可能になりました。
インフルエンザの処方薬は現在のところ、内服薬としてタミフル、シンメトレル(A型に対してのみ)、吸入薬としてリレンザがあります。また漢方薬では、麻黄湯(マオウトウ)が有効とされています。
対処療法としては、発熱、せき、のどの炎症等の症状を和らげる薬を処方いたします。

当クリニックでは、上記の薬を症状に応じて処方いたしておりますので、ご相談ください。

抗イ薬が症状の改善にもっとも有効なのは、”熱が出てから48時間以内”です。インフルエンザを疑ったら、あまり粘らずに早めに受診されるとよいでしょう。

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