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インフルエンザは毎年のように寒い季節になると猛威をふるいます。その感染を防ぐには、
外出から帰った後の「うがい」「手洗い」などが奨励されてきましたが、インフルエンザ
ウイルスの実態を解明して、それを完成制御に役立てようという動きが顕著になってきて
います。そこで今回は、インフルエンザウイルス感染の様子と感染してしまった場合の対処法についてご説明しようと思います。

*文中で使用している画像は、大正富山医薬品株式会社企画の学術ビデオより引用しています。
〜 「インフルエンザウイルスの感染様式」〜
インフルエンザウイルスは、気道に入り込み、感染初期にはその線毛に、感染日数が進むと細胞全体に広がっていきます。
(*マウスの気道に感染したウイルスをレーザー顕微鏡で監察した画像です)
〜 「粘液線毛輸送系の傷害」〜
通常、体内に侵入したウイルスや細菌は、繊毛運動により粘液と共に排出され感染を防ぎます。ところが、粘液の減少や線毛運動の低下により、インフルエンザウイルスは線毛に付着し、細胞内に侵入して増殖します。
また、ウイルスに感染した線毛細胞は、傷害され脱落していってしまいます。
これを防ぐには、うがいや室内を加湿することにより、気道に適度な湿気を与え線毛細胞を守ってやることが大切です。
〜 「インフルエンザに感染してしまった場合」〜

インフルエンザに感染し、細菌による二次感染を併発すると重篤となる場合が多いので、早めにかかりつけの医院にて診察を受けることをおすすめします。
また、ご家族又は同居者に下記の条件にあてはまる方がいらっしゃれば、予防薬を服用されることをお考えください。その際には、必ず医師にご相談ください。

 感染予防薬服用をおすすめする方
  • 65歳以上の方
  • 慢性呼吸器疾病、または慢性心疾病患者の方
  • 糖尿病などの代謝性疾病患者の方
  • 肝機能障害患者の方
*健康成人と13歳未満の小児は対象となりません。
*詳細については、必ず医師にご相談ください。
〜 「その他のインフルエンザウイルス対策」〜
その他のインフルエンザウイルス対策として、感染制御用マスク(当院取り扱いあり)もありますので、お気軽にお問い合わせください。
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