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アレルギー性鼻炎では、鼻水、鼻づまりといった症状がくり返し起こります。くしゃみと鼻水は、刺激を受けてまもなく現れますが、鼻づまりはくしゃみや鼻水にやや遅れて現れ、長時間続くことが多く、口で呼吸してのどを痛めたり、眠れなくなったり、とてもやっかいな症状です。

〜 「鼻づまりはなぜ治りにくいのでしょう?」〜

ご存じのように鼻の中は空気の通り道になっており、粘膜に被われた骨のひだが空気中の異物を取り除き、肺へきれいな空気を送る役割をしています。また同じように吸い込んだ空気に含まれる様々な刺激物から、肺、気管支、気管を保護する役割も担っているのです。この役割のため、鼻粘膜はもともと刺激に対して反応しやすくできています。

鼻の中に吸い込まれたハウスダストやダニの死骸、カビ、花粉などの抗原は、鼻粘膜にある肥満細胞上で抗体と反応し、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出されます。ヒスタミンは鼻粘膜を刺激し、くしゃみ、鼻水を起こし、ロイコトリエンは鼻づまりを起こします
6〜10時間後に再び鼻がつまってきますが、これは主にロイコトリエンの放出によって起こるといわれています。鼻づまりは長時間続くため、睡眠など日常生活にも支障をきたすやっかいな症状です。このようなアレルギー反応がくり返し起こり、症状が持続すると同時に鼻粘膜が刺激に対して過敏に反応するようになってきます。

〜 「鼻づまりの治療」〜
特にアレルギー性鼻炎に見られる鼻づまりにはロイコトリエンの働きを押さえる抗ロイコトリエン薬が効果があるとされています。(効き始めは遅く、数日かかる場合もあります)
この他、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬や化学伝達物質遊離抑制薬、ステロイド薬などが用いられます。
アレルギー性鼻炎の原因となる物質のエキスを少しずつ注入して過剰な反応が起こらないように体質を改善する治療法です。治療に時間がかかりますが、成功すれば安定した効果が得られます。
薬物療法で効果が得られない場合、鼻腔の通気性改善のために手術を行うことがあります。
〜 「鼻づまりの治療」〜

上で述べてきたように、鼻づまりは治りにくくやっかいな症状です。しかも、薬物などの治療ですぐに効果が現れるわけではないので、予防治療をおこなう場合、花粉の飛散が始まる前から受診して薬の服用をお勧めします。

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