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水虫を治すためには、まずは水虫のことを知ることが大切です。
水虫のことを知らない人はあまりいないのに、正しい病状を知っている人は少ないと思われます。正しい知識を身につけて、頑固な水虫を治しましょう!

〜 「基本的に、水虫とは」〜

水虫とは白癬菌(はくせんきん)というカビが皮膚(角質層)に感染、寄生し、激しいかゆみを伴ったり、皮膚がただれたり、剥がれたり、小さな水疱(水ぶくれ)ができる症状のことで、皮膚科の診察で白癬菌が発見されると水虫と診断されます。

〜 「正体は白癬菌!」〜
 1)白癬菌はカビの一種です

白癬菌は人間や動物などの皮膚の角質層(角層)を住処とするカビ・皮膚糸状菌の一種で、角質の成分であるケラチンというたんぱく質を栄養源にしています。

 2)白癬菌は高温でじめじめしたところが大好き

白癬菌は湿った場所を好み、“湿度70%以上・温度15度”以上になると活発に増殖します。特に夏場に活発になりますが、冬でも暖房やブーツの流行により、活動しています。
その他にもお風呂マット・じゅうたん・畳・寝具・共用スリッパ・共同浴場(銭湯・温泉)・プール・スポーツジム・貸し靴(ボーリング場・スキー場)などさまざまな場所に潜んでいます。

 3)水虫患者数

診断を受けず自己判断で市販の薬を使用する人が多いことから正確な数字は分かっていませんが、水虫薬を購入する人や、医院などで受診する人などを統計し、日本人の5人に1人、約2000万人が水虫患者数だといわれています。
いままで水虫というと、男性、特に中年男性に多い病気というイメージがありましたが、近年ではストッキングやブーツ、パンプスなどを履き、足が蒸れ、白癬菌が感染しやすい環境が整った女性の患者数が増加し、男女比は1:1といわれています。
特に若い女子高生などファッション性を重視する女性の患者数は急激に増加傾向にあり、水虫の低年齢化も問題となっています。

〜 「水虫のタイプは3つ」〜

これらのタイプの水虫を長く患っているうちに、足の爪にまで白癬菌が感染することもあり、これを「爪白癬」といいます。
爪白癬にかかると爪が分厚くなって白く濁り、ボロボロとはがれやすくなります。

〜 「水虫を治す基本は”まず清潔 ”」〜
 1)足は石けんでていねいに洗う

足は指の間までていねいに洗うことを心がけましょう。ただし、ごしごしするのは禁物です。足を洗った後は、指の間までよく拭いて、乾燥させることをこころがけましょう。また、特別な消毒剤は必要ありません。かえってかぶれやすくなるおそれがあります。

 2)足の乾燥を心がける

白癬菌は、じめじめしたところが大好きです。汗などでぬれたときは、よくふいて乾かすようにしましょう。

 3)靴を長時間履かない

靴は通気性の良いものを選び、履いている時間を短くすることをこころがけましょう。毎日同じ靴を履かず、靴の乾燥にも気を配りましょう。

 4)靴下をこまめに取り替える

汗かきに人は特に5本指の靴下を履いたり、休み時間には裸足になって足を乾かし、靴下を取り替えるくらいのこころがけが大切です。うすく通気性のよい木綿製のものがおすすめです。

〜 「治療」〜
〜 「感染を予防するための注意点」〜
家庭内の畳や床はいつも清潔に

白癬菌は足からはがれ落ちた皮膚の中でも生き続け、他の人にうつってしまうことがあります。
家庭内のじゅうたんや畳は、掃除機でまめに掃除しましょう。

タオルやスリッパは別々に

水虫の人は、タオル・スリッパや浴室の足ふきマットを家族と共用せず、専用のものを使うようにします。白癬菌が付いていて、そこから家族に感染することもあります。

〜 「水虫Q&A」〜
Q.水虫とまちがえやすい病気は?
A. 水虫に似た症状が出る病気には、皮膚カンジダ症、かぶれ、汗による水ぶくれ等があります。
Q.白癬菌は足以外にも感染する?
A. 白癬菌は、からだの他の部位にも感染し、その部位によって呼び名がかわります。足に水虫のある人はこれらの病気にかかる可能性が高くなります。
Q.治療に用いる飲み薬は?
A. 外用薬の浸透しにくい角質増殖型や爪白癬に使われる内服薬は、白癬菌の成育を阻害する作用があります。完全に治るまでには角質増殖型で約3ヶ月、爪白癬の場合には約6ヶ月〜1年かかりますが、根気よく薬をのみ続ければ確実に治すことができます。
服用にあたっては、主治医によくご相談下さい。

水虫に悩まされることなく、快適な夏を過ごすためには、症状がひどくなる前に治療を始めることが大切です。早めに受診してください。

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