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冬になるとナゼ体がかゆくなるのでしょうか? それは、冬場は空気が乾燥するため、肌の乾燥も進むためかゆくなるのです。
かゆみの予防には、保湿剤の使用が効果的です。そこで今回は、保湿剤の正しい塗り方をご紹介いたします。

〜 「保湿剤の役割って?」〜

健康な皮膚には角層のバリア機能があり、水分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。しかし、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質といった物質が不足して皮膚が乾燥した状態(ドライスキン)になると、角層が剥がれてきて隙間ができ、外からの刺激を受けやすくなります(かゆくなる)。
保湿剤は、皮膚の水分が逃げないように”ふた”をしたり、皮膚に水分を与えたりする役割を持っています。

〜 「基本的な塗り方(成人)」〜
手を清潔にして、保湿剤を指先に取ります。
患部に保湿剤を点在させます。
指先ではなく、手のひらを使ってやさしく丁寧に、できるだけ広い範囲に塗ります。
体のしわに沿って塗ると、皮膚に広がりやすくなります。
〜 「塗り方の工夫」〜

保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後に塗るのが効果的です。
できれば入浴後5分以内に、早めに塗るようにしましょう。

保湿剤は皮膚から水分が逃げないように”ふた”をする役割を持っています。そのため、保湿剤を塗る前に水や化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと、十分な保湿効果が得られます。

ワセリンなど保湿軟膏は皮膚の表面に膜をつくり、水分の蒸発を防ぎますが、寒い時期は硬くなってしまうので、手の平で温めて柔らかくして塗りましょう。硬いまま塗ると、皮膚を傷つける場合があります。

〜 「お子さまへの塗り方」〜

基本的には成人の場合と同じですが、お子さまの場合、より丁寧にやさしく塗ってあげることが大切です。

〜 「まとめ」〜

塗る量としては、軟膏・ローションによってそれぞれ違いがありますが、塗った後ティッシュが皮膚につく、または皮膚がテカる程度が量の目安になります。

健康な皮膚を守るために、季節に関係なく、毎日、保湿剤を塗ってスキンケアをしましょう。

また、個々に合った正しい使用方法などは、医師にご相談ください。

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